【 幻象 現象 】
美や感情といった情感とは、常にそこにあって、そこにないものである。
それは有形の現象を通じて、無形の仮象として我々に現前する。
今、無形を有形として、我々の表象に降ろす遊びをしよう。
あらゆる双極の境界を取り外し、どこまでも開かれた「クリア」な世界。
ここは、認識の数だけ世界が生まれる場所。
ここは、あらゆる有と無が全て重なる場所。
それは、想像。
それは、虚像。
【 MiRAGE = iMAGE 】
堀越瑞生(ほりこしみずき)プロフィール
1994年1月21日生まれ。
立正大学文学部哲学科卒。
研究領域は美学(感性認識学:Aesthetics)、藝術学。
写真、音楽制作、描画など表現形式を問わず活動。
3度目の個展となる今回の展示では写真表現を主体とし、
会場に流れる音楽も作品として手掛けることで、
視覚と聴覚で一つの作品を成立させる試みを行うほか、
インスタレーション作品も展示する。